2016年度税制改正の関連法が29日、国会で成立した。消費税10%への増税時に軽減税率制度を導入することが決まったほか、法人実効税率をドイツ並みの29%台に下げるなど、経済活性化を重視した。法人税率は32.11%から16年度に29.97%、18年度に29.74%と2段階で下げる。赤字企業にも課税する外形標準課税の拡大などで財源を確保し、稼ぐ企業の優遇で経済の好循環を促す。1億総活躍社会の実現をにらみ、3世代同居に必要な住宅改修に所得減税。一定の基準を満たす市販薬を年1万2000円超購入した世帯にも所得税を軽減する。消費税再増税への備えでは、自動車取得税を廃止する代わりに燃費新税を導入し、取得税に比べ実質減税にする。