官民ファンドのクールジャパン機構は21日、一般住宅に有料で観光客らを泊める民泊の仲介サービスを提供する「百戦錬磨」(仙台市)に3億円を出資すると発表した。外国人観光客を受け入れる態勢の強化を資金面で後押しし、民泊の利用を促す。政府は2020年時点の外国人誘客目標を4000万人と掲げている。民泊を促すことで、都市部の宿泊施設が不足しないようにするとともに、外国人が地方各地を訪れる機会を増やしたい考えだ。百戦錬磨は12年設立。民家への宿泊を望む旅行者に、各地の空き家や空き部屋を紹介するインターネットサイトを運営している。地方で農林漁業を体験できる民泊紹介サービスも手掛けている。