四川省成都市の証券会社で3日、上海証券取引所上場企業などの株価上昇を見て喜ぶ投資家(中国新聞社)【拡大】
上海証券取引所は今月初旬、2015年の年次報告書を発表、同証取所に上場している1094社の15年の業績について、全体的に安定しつつも減速傾向にあり、経営規模と利益はいずれもやや減少していたことを明らかにした。
上海証取所の上場企業は15年、営業収入の合計が前年比3.93%減の22兆6700億元(約373兆1500億円)、最終利益は2.66%減の2兆500億元、1株当たり利益は11%減の0.55元だった。
石炭、石油、黒色金属(鉄、マンガン、クロム)、非鉄金属など従来型産業の営業収入は合わせて5兆4000億元、最終利益は273億元で、前年に比べていずれも大幅減だった。
だがこうした状況でも、同証取所の上場企業中300社近くが、3年連続で配当性向(利益の株主への配当割合)が30%超となっている。なかでも金融業の現金配当は最大のものとなっており、上場企業の配当総額の62.29%を占めている。
同証取所全体の配当性向は32.76%で、ほぼ前年並み。前年より1ポイント多い67.97%の745社が現金配当プランを進め、配当金額は1.72%増の計6729億元となっている。
「上証50(上海50)指数」ならびに「上証180(上海180)指数」の構成銘柄は、引き続き配当金を出している主力で、それぞれ現金配当は4488億元と5999億元、上場企業の総額の66.7%と97.88%となっている。