政府は21日、感染症が発生した途上国の封じ込め対策費を支援するため、世界銀行が創設する保険制度に3年間で5000万ドル(約55億円)を拠出すると発表した。この制度への資金提供を決めたのは日本が初めて。先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席した麻生太郎財務相が仙台市内で世銀のキム総裁と会談し、伝えた。
日本は制度設計で世銀と協力していた。麻生氏はG7会議後の記者会見で「医療の国民皆保険制度を持つ国はそうは(多く)ない」と述べた上で、貧困問題を抱える国を手助けする重要性を指摘した。
この制度はG7を中心に保険料を支払い、感染症の発生国に保険金を供給する仕組みで、途上国は医薬品などの経費に充てることができる。3年間で最大5億ドル(約550億円)の保険金支払いを想定している。