正式オープンを来月に控え、上海ディズニーランドへの注目度が高まっている。上海市消費者権益保護委員会は今月中旬、「上海ディズニーの国内観光客の消費需要と動向に関する調査報告」を発表。上海市民よりも他都市に住む人々の方が、同施設に熱意を示していることが分かった。
調査は江蘇、浙江、四川、甘粛など多くの省・直轄市にある数百にのぼる都市を対象に実施された。
調査報告によると、上海市民の9割超、それ以外の都市の8割超の住民が上海ディズニーランドが6月に正式に開園することを知っていた。ただし、西部地区では開園時期に対する認知度がやや低かった。
また、上海ディズニーランドに「必ず行く」と回答した比率は上海市民が4割弱だったのに対し、他都市の住民は63%に上り、他都市住民の期待度の高さがうかがえる。他都市住民はディズニーランドでは特有の雰囲気を味わいたいと希望しており、中でもディズニー映画の情景を楽しみたいとした人が7割を超えていた。
ディズニーランドの開園は観光業界やホテル業界にも多くの利益をもたらす。実際、調査では多くの他都市住民がディズニーランドを訪れる際には上海の他の観光名所にも足を運びたいとしており、多くがディズニーランド周辺での宿泊を選択。上海滞在中の消費予算は1人平均4200元(約7万770円)余りと回答している。(中国新聞社)