中国・貴州省内に設けられた全国統一大学入学試験(高考)の事務センターで7日、省内の会場から送られてくる監視用モニターの映像を見つめる教員。インターネットの動画で各会場が見られるという(中国新聞社)【拡大】
中国では7日、2016年全国統一大学入学試験(高考)がスタートした。2日間(一部の省・自治区では3日間)にわたり、受験生たちはこれまで蓄えた力を発揮、懸命に問題に取り組んだ。教育省によると、今年、全国の受験者数は940万人に上るという。
今年は、統一の試験問題を導入した省(自治区・直轄市)が26にまで増加した。また、昨年11月の刑法の一部改正(施行)で、国家試験で組織的な不正行為をした場合は最高7年の懲役が科されることとなっている。今月施行の改正教育法でもカンニングや替え玉受験など不正発覚で3年、「高考」が受けられないといった厳罰化が進んでおり、会場の様子は「史上最も厳格」だとメディア各社は伝えている。
受験者数は過去最高の1050万人を記録した08年以降、14年まで減少の一途をたどり、15年は前年比3万人増で一息ついたものの、今年は再度減少、前年より2万人減った。
近年来最低の受験者数となった地域も少なくない。統計によると、地域別では今年、北京、遼寧、江蘇、広東、陝西、吉林などの省・直轄市で減少したが、中でも北京、遼寧、江蘇は近年で最も低い水準だ。北京の受験生は今年、6万1000人だったが06年は12万6000人だった。10年間で半減したことになる。(中国新聞社)