
民進党の開票センターで、報道陣のインタビューに答える岡田克也代表=10日、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
本来ならば党代表として全国を走り回るべきところだが、選挙中に4回も地元入りする熱の入れよう。背水の陣を強調したことで三重では議席を確保することができたが、野党第一党の党首の姿勢として疑問視せざるを得ない。
共闘した共産党の藤野保史政策委員長(当時)が6月26日のNHK番組で防衛費を「人を殺すための予算」と発言しても、岡田氏ら民進党幹部は強く批判しなかった。
共産党も伸び悩み、一蓮托生(いちれんたくしょう)の民共連携が成功したとは言い難く、代表選の大きな争点となりそうだ。(酒井充)