14日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=105円75銭まで急落した。6月24日以来約3週間ぶりの円安ドル高水準。日銀による国債買い入れなどで政府が財政支出を拡大する「ヘリコプターマネー」への思惑から、仕掛け的な円売りドル買いが加速した。
円は対ドルで週明け11日に一時1ドル=100円台半ばをつけていたが、この4日間で5円強も円安ドル高が急速に進んだ。1ドル=105円は心理的節目であるとともに、トヨタ自動車やホンダなどが今期の想定為替レートとして設定している水準で、企業業績の悪化懸念の後退につながる。
一部報道が、本田悦朗・前内閣官房参与が4月訪米時にバーナンキ・前米連邦準備制度理事会(FRB)議長と永久国債について議論した、と伝えた。今週の日本株高・円安の一因となったヘリコプターマネーをめぐる思惑が広がり、急速に円安ドル高に振れた。