7月の街角景気判断を上方修正 16カ月ぶり

2016.8.9 05:00

 内閣府が8日発表した7月の景気ウオッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数が前月比3.9ポイント上昇の45.1となり、4カ月ぶりに改善した。内閣府は基調判断を16カ月ぶりに上方修正し、前月の「弱さがみられる」から「持ち直しの兆しがみられる」に変更した。

 内閣府は「景気が大幅に上向いている状況ではないが、小売りを中心に底堅さが出てきている」と説明した。ただ現状判断指数は、好不況の判断の分かれ目となる50を12カ月連続で下回った。

 全国11の地域別現状判断指数では、東北と北陸を除く9地域で改善し、特に沖縄が8.8ポイント、九州が7.2ポイントと大きく上昇した。

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