米大統領選、クリントン夫妻が納税申告書を公開 収入は10億7千万円

 【ワシントン=小雲規生】米民主党の大統領候補のヒラリー・クリントン氏は12日、2015年の納税申告書を公表した。夫のビル・クリントン元大統領と合わせ、15年の1年間に約1060万ドル(10億7千万円)の収入があり、うち43・2%を連邦政府や州政府に納税したとしている。

 納税申告書の公表は歴代の大統領候補が慣例として行っており、公職の経験が長いクリントン夫妻は1977年から続けている。

 一方、共和党候補のドナルド・トランプ氏は公表を拒んでおり、節税策の結果として納税額が極端に少ないのではないかといった疑念を呼んでいる。

 クリントン陣営は、声明で「トランプ氏は何を隠そうとしているのか」と批判した。

 クリントン夫妻の申告書によると、クリントン氏は、講演で約150万ドル、著作で300万ドルの収入を得ていた。元大統領は、講演で約530万ドルを得るなどしている。夫妻は収入から約100万ドルを慈善事業に寄付した。