
インタビューに応じる日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区【拡大】
このため黒田総裁は「かつては『予見可能性』や『市場との対話』を重視しないという考え方が各国の中央銀行で強かったが、この数年はむしろ重視する考え方が出てきた」と方針転換を示唆した。
ただ総括検証は、「会合で決まる金融政策の内容を事前にアナウンスするという予見可能性ではない」とも強調した。
導入から半年が経過したマイナス金利政策については「企業の設備投資計画などは非常にしっかりしている」と、金利低下による効果を強調した。金融機関などからマイナス金利の弊害を指摘する声も強いが、「マイナス金利の限界にはまだ到達していない」と、マイナス金利幅の深掘りが可能であることを改めて示した。
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【プロフィル】黒田東彦
くろだ・はるひこ 東大法卒。1967年大蔵省(現財務省)入省。国際金融局長、財務官などを歴任。退官後は一橋大大学院教授、アジア開発銀行総裁などを経て、2013年3月から第31代日銀総裁。任期は18年4月まで。71歳。福岡県出身。