岸田文雄外相が共同議長を務める第6回アフリカ開発会議(TICAD)の閣僚級事前会合が26日昼(日本時間同日夕)、ケニアのナイロビで開かれた。アフリカで拡大するテロや暴力的過激主義を防ぎ、民生の向上を通じて社会の安定を図る「ナイロビ宣言」案について大筋で合意する方向だ。
会合にはアフリカ各国の外相らが参加。初のアフリカ開催で安倍晋三首相が出席する27、28両日の首脳級会議で宣言を採択する。首相は25日夜、現地に到着した。
日本政府は、アフリカの経済発展の前提となる政情安定化や生活環境の改善につながる支援で「日本らしい貢献」をアピールし、アフリカと関係強化を図る中国との違いを明確化。国連安全保障理事会改革で連携を強化する狙いもある。
宣言案は、アフリカが直面する喫緊の課題として、資源価格の下落やエボラ出血熱などの流行、頻発するテロに言及。(1)教育の向上や雇用創出を通じた若者や女性の支援(2)産業の多角化と工業化による経済構造の改革(3)質の高い生活のための保健システム構築-などに取り組むとしている。(ナイロビ 共同)