第6回アフリカ開発会議(TICAD)は28日午後(日本時間同日夜)、テロ抑止による社会の繁栄と「質の高いインフラ」整備を明記した首脳間文書「ナイロビ宣言」を採択して閉幕する。これに先立つ2日目の討議で安倍晋三首相は、官民連携による経済支援を強調した上で「日本企業の高い技術力が、アフリカの開発課題を解決する」とアピールした。
首相は討議で、日本からアフリカへの投資促進のため、アフリカ諸国との投資協定締結に集中的に取り組むと表明。アフリカに対し、安全なビジネス環境整備や自由で安定した企業活動実現に向け、治安や法制面の整備を呼び掛けた。会合には経団連の榊原定征会長も出席した。
ナイロビ宣言は、アフリカが直面する課題として、頻発するテロや資源価格の下落、エボラ出血熱の脅威などに言及。社会の安定と繁栄促進のため(1)若者や女性の雇用創出(2)産業の多角化による経済構造改革の推進(3)質の高い生活のための保健システムの構築-に取り組む方針を示す。(ナイロビ 共同)