
安倍晋三首相はケニヤッタ大統領(右)と会談し、モンバサ港開発などのインフラ整備や同国での地熱発電の協力推進を確認した=28日、ナイロビ(共同)【拡大】
第6回アフリカ開発会議(TICAD)は28日午後(日本時間同日夜)、国際法に基づく海洋秩序維持の重要性などを盛り込んだ首脳間文書「ナイロビ宣言」を採択して閉幕した。アフリカの雇用創出につながる「質の高いインフラ」への投資推進や感染症対策の強化も明記。国連改革に関し、安全保障理事会の早急な改革への決意を再確認した。安倍晋三首相は官民連携による経済支援を打ち出した。
2日目の討議で首相は、アフリカ支援に関し「日本企業の高い技術力がアフリカの開発課題を解決する」と訴えた。閉幕後の会見では「日本はアフリカ自身が主導する発展を支援する」と強調。共同議長を務めたケニアのケニヤッタ大統領は「日本は共に利益を得ることができるパートナーだ」と述べた。
1993年創設のTICADは従来、日本で開催されてきたが、今回初めてアフリカで開かれた。首相は27日、3年間で総額約3兆円を投資すると表明。進出が際立つ中国に対抗し、アフリカとの関係を強化できるかが課題になる。(ナイロビ 共同)