露、アジアとの友好演出で孤立回避に躍起 東方経済フォーラムに日韓首脳を招待 (2/2ページ)

 ただ焦点の北方領土問題をめぐってはロシアは妥協する姿勢を見せてはいない。露政府は今夏も択捉島で若者向けの愛国集会を開催し、外国人学生を招き入れ露側の実効支配を強調したほか、北方領土周辺の軍備強化も進めている。

 韓国との間では、プーチン氏は朴(パク)槿恵(クネ)大統領に対し、米韓が決めた最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に改めて反対の意を示すとみられる。緊張が続く北朝鮮情勢なども討議される見通しだ。