三菱自動車とスズキの燃費不正問題の再発防止策を検討している国土交通省の作業部会は31日、三菱自動車が結果の良かった測定データを使って燃費を計算していた不正が新たに発覚したことを受け、計算時のデータの選び方を明確化することを決めた。
三菱自動車が何度も試験を繰り返してデータを抽出していたことを「不正な方法」と問題視。データが偏らないようにルールを定める。
31日の会合では当初、虚偽のデータを申請した自動車メーカーに対し、生産の一時停止や30万円以下の罰金を科すことなどを柱とした再発防止策の最終報告書をとりまとめる予定だった。だが「30日に新たに発覚した三菱自動車の不正に関する記述を追加すべきだ」との意見が出たため、公表を1、2週間程度延期することにした。
現状では、燃費データの虚偽申請が発覚しても、車の量産や販売に必要な「型式指定」の効力を停止したり、罰金を科したりすることはできず、国交省は三菱自動車に厳重注意するにとどまっていた。