安倍晋三首相は2日夕(日本時間同)、ロシア極東ウラジオストクでプーチン大統領と会談した。首相は冒頭で「極東地域における日露協力を強力に進める」と表明した。両首脳は、焦点の12月のプーチン氏来日について正式に確認する見通しだ。
首相とプーチン氏による会談は、第1次安倍内閣を含めると14回目。
会談冒頭で首相は「大統領の訪日を前提に準備を進めている両国の協議、協力を歓迎する」と強調した。首相は地元の山口県に招く方向。プーチン氏は「日露経済界が協力を進める意思を政治レベルで支えることが重要だ」と指摘した上で、8項目の経済協力について「真面目に検討している」と述べた。
両首脳は、5月に合意した「新たなアプローチ」に基づき、平和条約締結交渉の今後の方向性について協議。8項目の経済協力について、安倍首相は柱となる極東・エネルギー開発などの検討状況を説明した。
一方、ロシア政府は2日、極東に外国投資を呼び込むため、各国政府高官や経済界関係者をウラジオストクに招いて「東方経済フォーラム」を開いた。(ウラジオストク 共同)