経産相と露極東発展相が会談 経済協力具体化8項目確認

会談する世耕弘成経済産業相とロシアのガルシカ極東発展相=7日、経産省
会談する世耕弘成経済産業相とロシアのガルシカ極東発展相=7日、経産省【拡大】

 世耕弘成経済産業相は7日、ロシアのガルシカ極東発展相と東京都内で会談した。12月に予定されるプーチン大統領の訪日に向け、日本が打ち出している8項目の経済協力案の具体化を加速することで一致した。

 世耕氏は会談で「日露関係はさらなる発展の好機。極東の産業振興、輸出基地化を含む8項目の協力案の具体化に全力で取り組む」と強調。ガルシカ氏も2日の安倍晋三首相とプーチン大統領の首脳会談で「建設的で実り多い会談ができたことに感動した」と述べ、関係強化に期待を示した。

 世耕氏とガルシカ氏は2日にロシア極東ウラジオストクで会談したばかり。経産省幹部は今回の来日について、「経済分野の協力を充実させたい露側の意向の表れだ」と指摘する。

 日露両国は、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて行う首脳会談までに、経済協力の具体化を進めたい考え。日本提案の8項目に加え、露側も約50項目の事業案を出しており、優先順位を付けて取り組む。8項目の一つである中小企業の交流では3日、セミナーの開催や訪問団派遣を通じ貿易や投資の拡大につなげる覚書に署名した。