【もんじゅ廃炉方針】年200億円の維持費、相次いだ保安措置命令…勧告は一発退場の「レッドカード」だった (2/2ページ)

2016.9.21 23:09

福井県の西川一誠知事(右奥)、同県敦賀市の渕上隆信市長(同手前)と面会する松野文科相=21日夜、福井県庁
福井県の西川一誠知事(右奥)、同県敦賀市の渕上隆信市長(同手前)と面会する松野文科相=21日夜、福井県庁【拡大】

 さらに、原子力規制委員会が昨年11月、文科省に運営主体変更を勧告してから1年となるのを前にしたギリギリのタイミングでもあった。文科省は勧告期限の半年を過ぎても日本原子力研究開発機構に代わる「受け皿」を決められず、1年を過ぎれば国民の批判が高まり、原発再稼働にも影響を及ぼす可能性もある。

 ただ、規制委は原子力機構に対し、24年12月と25年5月に2度に渡り、「保安措置命令」を出して安全管理体制の見直しを迫っており、もんじゅの廃炉は勧告で既に決定的だったとの見方もある。文科省関係者は「2回の保安措置命令というイエローカードでも改善されず、勧告は一発退場のレッドカードだった」と自嘲気味に振り返った。(小島優)

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