中国鉄路、上期88億元の減収 鉄道建設事業は入札不調

 中国鉄路総公司がこのほど発表した今年上期(1~6月期)の監査報告によると、同期の輸送収入は前年同期比3%減の4163億元(約6兆3610億円)だった。前年同期比88億元減で、赤字額は72億元。赤字幅はやや改善した。鉄道インフラ投資は前年同期の2807億元から5%減の2646億元で、通年目標の達成比率は43%。これにより下期の目標額は3454億元となり、業界関係者は「目標達成に向けて、9月以降に鉄道インフラ建設の投資ブームが起こるだろう」と予測している。

 同社の今年上期の帳簿上の貨幣性資産は2177億元で、前年同期は1863億元だった。鉄道建設への投資低迷の原因は資金面ではなく、事業入札が順調でなかったためといえる。

 今年の鉄道建設事業に関する第1回資材入札は1月下旬に告知され、手続きが完了、建設資金が支払われたものの、通信用光ファイバーやコンクリート製枕木の入札が不調で、さらに2回にわたり入札が行われている。

 今年の鉄道建設計画では、インフラ投資額は6100億元、固定資産投資額が8000億元、新設距離は3200キロ、複線距離は3800キロ、電気化距離は5300キロ、新設事業数は45件となっている。

 中国工程院の王夢恕院士は「事業資金はほぼ支払われており、現在、建設に影響しているのは初期手続き問題によるものだ」と指摘している。(経済参考報=中国新聞社)