内閣府は「冷戦後、戦争が起きにくくなり、艦艇などはすぐ使うものでなく、戦争抑止のため(公共インフラのように)長期間、使用するものという考えに変わってきた」としている。
欧州で目立つのは違法な経済活動を算入する動きだ。国連基準でもともと算入が認められており、14年に英国、イタリアなどが組み入れを表明した。英国は非合法分で0・7%押し上げられるとの試算もある。日本は算入していない。
ユーロ圏各国は財政赤字をGDP比3%以内に抑える厳しい健全化目標があり、GDPのかさ上げで目標達成を容易にする狙いもあるとみられる。
第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは「生活の豊かさを計るGDPに、違法な活動をどこまで含むのが許されるのか難しい問題だ」と指摘する。犯罪抑制がGDP縮小につながるという二律背反に欧州は直面しかねない。