
優勝を決めて仲間に胴上げされる広島の黒田博樹投手=9月10日夜、東京ドーム【拡大】
広島がセ・リーグで初優勝した1975年以降、昨年までの間にAクラスになったのは20回。これらの年の名目GDP成長率の平均は5.8%で、全期間の平均成長率3.3%を大きく上回った。これは偶然見つかった相関性ではあるが、宅森氏は「広島の活躍がデフレ脱却につながりそうだ」と期待を込める。
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■黒田投手が黒田総裁を救う?
日銀が黒田総裁の指揮の下、大規模な金融緩和を始めた2013年、広島は16年ぶりにAクラスに復帰した。日銀が電撃的な追加緩和に踏み切り、「黒田バズーカ2」に沸いた14年もAクラスを守った。
15年は原油価格の大幅下落や、消費税増税の影響で物価が伸び悩み、黒田総裁が就任当初に打ち出した「2年で2%の物価上昇」が達成できなかった年だ。広島は4位に終わり、再びBクラスに転落した。
今年は黒田投手が日米通算200勝を達成し、25年ぶりにリーグ優勝した。これに対し、経済・物価の雲行きは頼りない状況が続く。