IMFは英国のEU離脱決定や米大統領選に向けた論戦の背景に保護主義への支持の高まりがあることについて「世界的な貿易の流れや経済の統合に不測の変化をもたらす可能性がある」と分析。先進国で低成長や低インフレが長期化するリスクにも言及した。
一方、IMFは新興国経済に関しては16年は0.1ポイント上方修正の4.2%成長を見込んだ。インド経済が好調な上、原油などの価格が底堅くなっていることが、ロシアなど資源国経済に追い風になっているとした。中国経済については「短期的には懸念が和らいだ」としながらも、経済構造を転換させることの難しさも指摘している。(ワシントン 小雲規生)