このモールには合計270余りの店舗が入っている。価格帯は中高所得層をねらって、高めに設定している。1人当たり所得では北京や上海にかなわないが、来客者は予想以上に豊かで、それほどの差はないという。
ライバルは「中国の不動産王」王健林氏が会長を務める大連万達集団である。武漢でも中心部に大型ショッピングセンターを開いている。同社の特徴は、ホテルや映画・テレビ、遊園地などを併設し、地域の総合的な開発を目指していることだ。
もっとも余りに急激に全国展開してきたことから、その反動が来て、このところ営業不振に陥っている。武漢でも客足が鈍っているらしい。
イオンモールは武漢で、来年に3番目の店をオープンの予定。武漢は広いので、都市部全体を商圏にしていくには、その後も出店を継続していく必要があるという。
だが、武漢は自動車が好調だが、これまで牽引(けんいん)役を務めてきた鉄鋼は売れ行きが落ちている。武漢鋼鉄集団は宝鋼集団への吸収合併が決まった。イオンモールも市場規模の見通しを誤らないことが肝心だろう。