ただ、思惑通り再稼働できなければお荷物になりかねない。東電原発の再編をめぐっては新潟県を営業基盤としている東北電力との提携構想が浮上。東日本大震災前の原発比率が5割超の関西電力や、大手電力が出資する日本原子力発電などの名前もささやかれているが、東電幹部は「国が仲人をするわけじゃない」と“電撃入籍”に懐疑的だ。
一方、東電は将来的に中部電力との共同出資会社「JERA(ジェラ)」へ火力発電を切り出す見通しで原発を分社化すれば送配電がメーン事業になる。2020年に送配電部門の分社化を義務付ける発送電分離が行われるのを受け、東電に全国の送電網を集約する案も浮上しており、再編が電力業界全体に広がる可能性がある。(田辺裕晶)