日銀の黒田東彦総裁は27日午前の参院財政金融委員会で、金融政策の新たな枠組みで0%程度の誘導目標を設けた長期金利に関し、現在のマイナス0.06%付近の水準は「0%程度の範囲内そのもの」と述べた。
民進党の風間直樹氏への答弁。27日午前の国債市場で新発10年債の利回りは前日終値比0.01%高いマイナス0.06%で始まった。黒田氏は「誰が見ても0%程度」と強調し、長期金利は目標通りの水準を実現しているとの認識を示した。
また適正な金利水準について「直ちに長短金利の目標を変えることにはならないと思う」と述べ、31日から始まる金融政策決定会合では金融政策を現状のまま据え置く考えを改めて示した。日銀は9月の決定会合で政策目標をお金の「量」から「金利」に転換。新たな枠組みは、短期金利は年0.1%のマイナス金利を維持し、長期金利は0%程度で推移させる誘導目標を設けた。