ミャンマー、違法貿易の闇深く 環境指数低評価 警察力の向上課題 (3/3ページ)

 違法貿易の相手国は大半が中国とみられており、ヒスイや木材からトラなどの野生動物まで品目はさまざまだ。15年には非政府組織(NGO)のグローバル・ウイットネスがヒスイの対中違法取引額が年間310億ドル(約3兆2665億円)に達すると発表。英環境団体の環境調査エージェンシーは、毎年数億ドル規模の木材が中国に密輸されていると警告した。

 ミャンマーは、知財保護のための法整備が進んでいないなど、法制面でも違法貿易に対して脆弱な側面をもつ。同幹部は「政権交代の実現によって吹き込まれる新風に期待している」と述べ、アウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟(NLD)政権に望みを託す。一方で、対策は一筋縄ではいかないとの認識も示した。(シンガポール支局)