公明党の山口那津男代表は15日の記者会見で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の発効が困難視されている現状について、厳しい認識を示しつつも「わが国が国会承認をして早期発効に向け、参加国の理解を促す主導的な役割を果たす責任は重い」と強調した。
ドナルド・トランプ次期米大統領は選挙期間中、TPP脱退を訴えており、安倍晋三首相も14日の参院特別委員会で「大変厳しい状況」との認識を示している。山口氏は首相が17日にトランプ氏と会談することに触れ、「その際にTPPの本来の意義を話して理解を得る努力をしてほしい」とも述べた。
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣する陸上自衛隊に、新たな任務「駆け付け警護」を付与する閣議決定については「南スーダンの治安情勢を適切に見極め、安全を確保した上で意義ある活動をやってもらいたい」と述べた。