このため日本は、11カ国が批准手続きを終えることでTPPの重要性を訴え、トランプ氏の“心変わり”を引き出す作戦を立てた。15日にはニュージーランドが先陣を切って議会承認手続きを完了。日本も今臨時国会で承認する見込みだ。
米国抜きの動きに対し、政府交渉筋は「(トランプ氏との交渉を優位に運ぶため)あいくちを突きつけたつもりかもしれないが、脅しが通じる相手だろうか?」と懸念を漏らす。翻意を迫るには是が非でも発効させるとの強い意思表示が必要だ。
参加国の足並みを再びそろえるため域内2位の経済規模を持つ日本のリーダーシップが問われている。(田辺裕晶)