新興国通貨安が経済に逆風 円安株高続く日本にも下押しリスク (2/2ページ)


【拡大】

 ただ、日本では円安進行で株価は上昇している。22日の東京株式市場は日経平均株価が続伸し、約10カ月半ぶりに1万8000円台の高値となっている。

 第一生命経済研究所の西浜徹氏は「対米輸出の多い新興国に比べて、日本の企業は米国での現地生産が多く、企業収益も円換算で増えるとみられているため」と解説する。

 このまま新興国から資金流出が続けば「外貨準備高が不足し、通貨危機が連想されかねない」(エコノミスト)と懸念の声も上がる。先進国と新興国は、貿易や投資で密接に関わっている。新興国経済の過度な悪化は世界経済のリスク要因となり、円安株高の恩恵を受ける日本経済にも悪影響を及ぼす。(永田岳彦)