日銀短観 大企業製造業6期ぶり改善 円安や海外経済回復追い風 (2/2ページ)

 雇用人員判断は全規模全産業でマイナス21と1992年2月以来の不足幅となった。

 3カ月後を示す先行きの景況感は大企業製造業が2ポイント低下のプラス8で、3四半期ぶりの悪化を見込む。非製造業は2ポイント悪化し、中小企業の全産業も5ポイント低下した。

 2016年度の設備投資計画は、大企業全産業(ソフト除く)が前年度比5.5%増で、前回調査から下方修正した。大企業製造業の16年度の想定為替レートは1ドル=104円90銭だった。