ロシアにとって中国は最大の貿易相手国だが、プーチン大統領は日本からの投資や技術移転を積極的に受け入れることで、中国の極東進出を牽制(けんせい)し、国土の均衡的な発展を図る構えだ。
日本企業にとっても、極東は地理的に近く、有力な進出先になる。ただ、これまではロシアのあいまいな法解釈や煩雑な行政手続きなどが敬遠され、「輸出や投資に慎重な企業が多い」(貿易筋)状況だった。
ロシア側は支援センター設立の方針を打ち出すなど日本企業受け入れの環境整備に乗り出したが、経済交流を加速するには政府間で企業活動を後押しする仕組み作りが必要になる。