
広東省潮州市で11月中旬に行われた中国服装デザイナー協会主催のウエディングドレスのファッションショー。華やかな色彩が印象的だ(中国新聞社)【拡大】
中国工業情報省は、先頃通達した「紡績工業発展計画(2016~20年)」で、第13次5カ年計画(16~20年)期間中にブランド化推進を強化、アパレルとホームテキスタイルのブランド企業100社前後を重点的に育成する計画を打ち出した。
データによると、中国は第12次5カ年計画(11~15年)期間中、一定規模以上の繊維企業における工業付加価値額、繊維事業の売上高、利益総額が年平均それぞれ8.5%増、9.2%増、11.5%増を実現、15年には売上高が7兆714億元(約118兆220億円)、利益総額が3860億元に上った。
今回の計画では、期間中の目標として(1)一定規模以上の繊維企業の工業付加価値額が6~7%の年平均伸び率を維持する(2)繊維製品や衣類の輸出で、世界市場におけるシェアを安定的に維持する(3)繊維工業の成長を規模・速度型から品質・収益型に転換する(4)大手・中堅企業の研究開発費の支出拡大を促進し、期間終了時には売上高の1%にする(5)期間中、繊維産業の発明特許取得件数を年平均15%増にする(6)一定規模以上の企業の労働生産率を年平均で8ポイント引き上げる-といったことを掲げている。(中国新聞社)