ネパール、大地震被害の仏教寺院再建 寄付金2.5億円で修復

2017.1.10 05:00

ネパール大地震で被害を受け、寄付で再建されたカトマンズ郊外のチベット仏教寺院「ボダナート」=2016年11月(共同)
ネパール大地震で被害を受け、寄付で再建されたカトマンズ郊外のチベット仏教寺院「ボダナート」=2016年11月(共同)【拡大】

 2015年4月のネパール大地震で被害を受けた首都カトマンズ郊外のチベット仏教寺院「ボダナート」の修復作業が終わり、多くの参拝者や観光客が訪れている。ネパール最大のストゥーパ(仏塔)を備えた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産で、修復費用は国内外の仏教徒の寄付で賄われた。

 ボダナートはネパールだけでなく、インドやブータンなどのチベット系住民にとっても聖地。寺院関係者によると、地震前は年間30万人近くの人々が訪れていた。

 地震で倒壊は逃れたものの、仏塔の一部に亀裂が入り、工事の影響もあって訪問者は3分の1ほどに減っていた。

 修復作業では頂上部分を解体し補強。約2億3000万ネパールルピー(約2億4800万円)の費用が寄付で賄われただけでなく、修復に当たった作業員もボランティアだった。政府の関与は技術的支援にとどまったが、昨年11月下旬に行われた再建を祝う式典にはダハル首相も出席した。

 修復後は、週末になると僧侶約600人が仏塔の下で祈りをささげる。修復された姿を見ようと訪れた多くの仏教徒たちがその周りを取り囲み、一緒に読経する低い声が一帯に響き渡る。日本や東南アジアからの訪問者もいるという。

 参拝に訪れた地元の主婦、フドマ・ヨルモさんは「仏塔が被害を受けて、両親を亡くしたかのように悲しかった。修復されて本当にうれしい」と笑顔で話す。

 震災では約9000人が犠牲となった。多くの史跡も破壊され、各地で修復作業が進められている。(カトマンズ 共同)

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