
ニューヨークのトランプタワーで記者会見するトランプ次期米大統領。奥はペンス次期米副大統領=11日(ロイター=共同)【拡大】
【対ロシア】
(私生活に関する不利な情報をロシアが握ったとの報道は)おそらく情報機関が流した。すべて虚偽ニュースだ。そんなことは起こっていない。敵対者による仕業だ。
(米大統領選を狙った)サイバー攻撃はロシアがやったと思う。米国はロシア、中国などからハッキングを受けている。90日以内に報告書を出す。オバマ政権のロシアへの制裁は行き過ぎではない。
もしプーチン大統領が私に好意を持ってくれているなら、それは財産であって、不利になるものではない。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)打倒でロシアは助けとなる。
プーチン氏とうまくやっていけるか分からないが、やっていけるよう望んでいる。
ロシアに近づかないようにしてきたため、私はロシアと取引がなく、負債もない。
私が就任すれば、ロシアはもっと米国に敬意を払うだろう。ロシア、中国、日本、メキシコなどすべての国が、過去のどの政権よりもはるかに尊重するようになる。
【対中国】
十分な対策が講じられていないために、2200万ものアカウントが中国によってハッキングされた。
中国は、米国を出し抜いて南シナ海で大規模要塞を建設している。
【利益相反問題】
(不動産などの)事業は2人の息子が継いで運営する。彼らが事業について私と協議することはなくなる。