インドネシア、今年の成長率5.1~5.3%

 インドネシアは今年、経済成長が加速する見通しだ。同国国家開発企画庁(バペナス)のバンバン・ブロジョネゴロ長官が、今年の成長率を5.1~5.3%との予想を明かした。スリ・ムルヤニ財務相によると、昨年の成長率(推定)は前年比で0.2ポイント高い5.0%だった。国営アンタラ通信が報じた。

 ブロジョネゴロ長官は、堅調な国内消費が今年の経済成長を牽引(けんいん)すると分析。重点課題として資源依存からの脱却を挙げたうえで、製造業やサービス業の拡大とインフラ整備の加速が必要との認識を示した。また、経済活性化に向けて、(1)製造業の競争力を持続可能な形で強化(2)観光や通信、金融などサービス業の拡大で雇用創出(3)成長を後押しする水準に達していないインフラの整備推進-が有効だとしている。

 同長官は、昨年、世界経済が減速したなかでも一定の成長を実現できたとする一方、世界経済の先行きは依然として不透明だとも指摘。インドネシア経済が今後どのような影響を受けるかを予測するのは難しいとの慎重な見方も示した。