訪日消費、最高3兆7476億円 昨年 伸び率7.8%に急激鈍化

2017.1.18 05:00

 観光庁は17日、2016年に日本を訪れた外国人旅行者の消費額が推計で3兆7476億円と前年に比べ7.8%増えたと発表した。先週発表の訪日客数2403万9000人と合わせ過去最高を更新したが、消費額の伸び率は15年の71.5%から急激に鈍化した。中国人らの「爆買い」の勢いが衰えており、自然や文化財が多い地方への誘客によって消費を拡大することが課題となる。

 1人当たりの消費額は約2万円減の15万5896円に落ち込んだ。

 16年の消費額を国・地域別に見ると、中国が最も多く1兆4754億円、台湾が5245億円、韓国が3578億円と続いた。費目別では宿泊費が1兆140億円、飲食費は7574億円でともに増えた。一方、夏場の円高や中国の景気減速などを背景に、高級ブランド品や家電製品の売れ行きが落ち込み、買い物代は1兆4261億円と278億円減った。

 この日は訪日客の内訳も発表され、トップの中国が27.6%増の637万人。韓国は509万人、台湾は417万人だった。

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【用語解説】訪日外国人旅行者の消費額

 日本を訪れる外国人のお金の使い方を観光庁が推計している。四半期ごとに、出国する約1万人を対象として、羽田、成田など15空港と博多など3港で聞き取る。国籍に加え、宿泊費、飲食費、バスやタクシーなどの交通費、電気製品や化粧品といった買い物代、美術館やスキーなどの娯楽サービス代を尋ねる。滞在日数や訪問地、満足度などもアンケートしている。

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