19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日続落し、前日比72・32ドル安の1万9732・40ドルと約1カ月半ぶりの安値水準で取引を終えた。トランプ次期米政権の経済政策を巡る先行き不透明感が根強く、売りが優勢となった。ダウ平均の5営業日続落は約2カ月半ぶり。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は15・57ポイント安の5540・08だった。
ダウ平均は朝方、米週間失業保険申請件数が市場予想に反して減少したことや、米住宅着工件数が予想より良い内容だったことを好感して上昇した。その後は米大統領就任式を前に、当面の利益を確定させる売り注文が出て下落に転じた。
同日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在は前日比21銭円安ドル高の1ドル=114円80~90銭。ユーロは1ユーロ=1・0657~67ドル、122円40~50銭だった。(共同)