政府も当初は「配車アプリ」に冷たい姿勢をみせていたが、ここまで普及してしまうとそうもいっておれない。タクシー台数が増えれば、タクシー不足の問題は解消する。安全問題についても、インターネットを通じて運転手と乗客の利用記録が残るので、犯罪は起きにくいという側面もある。そこで「配車アプリ」を認め、管理規則を整えていく方針に切り替えた。すでに北京市をはじめ、多くの都市で管理規則の細則が発表されている。
ところが例えば北京市の場合は「運転手は北京市の戸籍を持っていなければいけない」のほかに、車の整備についてもかなり厳しい条件を付けている。
困ったのは「配車アプリ」の会社だ。ある会社の場合は、そうした条件に適合するのは、保有台数の1割程度でしかないという。そうなると、予約を取ろうとしても順番待ちにならざるを得ず、以前よりもタクシー不足が深刻化してしまう事態になりかねない。