
25日、ワシントンの国土安全保障省で、署名した大統領令を見せるトランプ米大統領(ゲッティ=共同)【拡大】
スパイサー米大統領報道官は26日、トランプ大統領がメキシコに国境の壁の建設費を負担させるため、メキシコからの全輸入品に20%課税する方針だと明らかにした。メキシコ側が支払いを拒否しているため、強制的に徴収する構え。31日に予定されていた米国とメキシコの首脳会談は中止となり、壁を巡る両国の対立が激化してきた。
米国に製品を輸出するためメキシコに生産拠点を構える日系企業も影響を受ける恐れがある。トランプ氏は米国、メキシコ、カナダの3カ国で結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を目指すとしているが、大幅な課税強化は、域内の関税を撤廃したNAFTAの取り決めを無視する形で、米国のNAFTA脱退の可能性が出てきそうだ。(共同)