インドネシア、メッカ小巡礼「ウムラ」が人気 中所得層の拡大が背景 (2/2ページ)

 ただし、これに伴って悪質業者による詐欺行為の横行など、新たな問題も浮上した。

 同団体の幹部は、15年10月からのおよそ1年間で1万1000件の詐欺被害があり、メッカからの帰りのチケットがなく置き去りにされたムスリムも1000人ほどいたと指摘。「被害防止のため、料金の下限を1650ドル程度に区切るべきだ」と述べ、政府による規制の必要性を訴えた。

 インドネシアは、イスラム教の戒律に沿ったハラール食品やイスラム金融などの分野も拡大が続いている。経済成長に伴う所得水準の上昇も当面継続するとみられており、イスラム関連市場の拡大も続いていきそうだ。(シンガポール支局)