長期金利、1年ぶりに0・1%を突破 “トランプ砲”で国債売り

2017.2.2 21:13

TPPからの離脱に関する大統領令に署名したトランプ米大統領=1月23日(AP)
TPPからの離脱に関する大統領令に署名したトランプ米大統領=1月23日(AP)【拡大】

 2日の東京債券市場は、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時、前日終値より0・025%高い(価格は安い)0・115%に上昇した。0・1%を突破したのは、日銀がマイナス金利政策の導入を決定した昨年1月29日以来約1年ぶり。財務省が同日実施した10年債入札の結果がやや低調と受け止められたほか、トランプ米大統領が日本を名指しで円安誘導と批判したことで、国債の売りが強まり利回りの上昇に弾みがついた。

 日銀は昨年9月、長期金利を0%程度に誘導する政策を導入。市場関係者の間では、日銀が許容する上限は0・1%とみられてきたが、この水準を超えたことで今後の金利動向と日銀の対応が注目されそうだ。

 終値は前日比0・015%高い0・105%。長期金利が急上昇した直接の要因は、10年債入札が市場予想よりやや需要の弱さを示す結果となったことだ。

 日銀は1月下旬、市場が予想していた中期国債の買い入れを見送った後、逆に長期国債の買い入れを増額するなどして、市場関係者が混乱した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊氏は「日銀の国債買い入れの運営が見通しにくくなっており、相場の重しとなっている」と語る。

 また、トランプ氏は1月31日、日本は何年も円安誘導を行ってきたと批判。日銀が今後、金融緩和への積極姿勢を維持して金利を低く抑えるのが難しくなるとの観測が、国債の売りに拍車をかけた側面もある。

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