
サンフランシスコで講演するFRBのイエレン議長=1月18日(AP=共同)【拡大】
一方、イエレン氏がトランプ政権下での利上げを見据えていることは間違いない。イエレン氏は、景気過熱を回避するためには政権の意向に逆らってでも利上げすることが重要との立場をとり、「中央銀行が政治からの独立を維持することの重要性を強く信じている」と訴えてきた。
また、トランプ氏の歳出拡大路線がインフレリスクを高めるとも分析しており、FRBは年内に3回の利上げを見込んでいる。
トランプ氏はイエレン氏の再選を求めないとしており、米紙ウォールストリート・ジャーナルは「夏の終わりまでにはトランプ氏が後任を指名する」と示唆している。後任の名前が浮上すれば、金融市場の注目がイエレン氏から離れ、FRBの金融政策運営が不安定化する恐れもある。(ワシントン 小雲規生)