
自治体間の返礼品競争は是正すべきか?【拡大】
上位20自治体の受け入れ額を合計すると、寄付総額の4分の1を上回り、人気の特産品を贈る自治体などに寄付が集中する傾向が鮮明だ。「競争が過熱し、新たな格差を生んでいるのではないか」(長崎県新上五島町)との指摘もあった。
こうした現状を反映し、返礼品競争の是正が「必要だ」と回答した自治体が33%、「どちらかといえば必要」が39%。これらの自治体に具体的な是正策を聞くと、63%が寄付額に対する返礼品価格の上限を国が定めるよう求めるなど、国主導の見直しに期待が大きい。
ふるさと納税を「評価する」自治体は44%、「どちらかといえば評価する」は38%。「貴重な財源となると同時に、全国に特産品をPRできる」(北海道南幌町)、「頑張っている小さな自治体が報われる」(長野県豊丘村)などの声があった。
調査は16年11月~17年1月に全国1788自治体(都道府県、市町村、東京23区)を対象に実施し、96.1%の1719自治体が回答した。16年4~9月の寄付総額は前年同期の1.6倍となったが、16年度(通年)の見込み額は慎重に見積もられているもようだ。