
中国の全人代に臨む習近平国家主席(左)と李克強首相=5日、北京の人民大会堂(共同)【拡大】
李氏は報告で「安定成長を保ちながらリスクを防ぐことに注力し、金融の安定を守る」と強調。過度に景気を刺激すればバブルが膨らむ懸念があるため、経済の安定運営を重視する。また「保護主義に反対し、経済のグローバル化がより公正で合理的な方向に発展するよう導く」と述べ、通商政策などで「米国第一主義」を貫くトランプ米政権を牽制(けんせい)した。構造改革では、鉄鋼、石炭の過剰生産能力の削減などを進める。
中国政府は、経済の失速を防ぐため17年度予算案で「財政政策をさらに積極的、有効にする」とし、景気を下支えする方針も示した。李氏は17年の成長目標について「より良い結果を得るよう努める」と付け加えた。(北京 共同)