15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は対ドルで急伸し一時、約2週間ぶりの円高水準となる1ドル=113円17銭をつけた。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決める一方で、緩やかな金利引き上げペースを維持する姿勢をあらためて示し、日米の金利差が急拡大することはないとの見方が広がってドル売り円買いが膨らんだ。
FRBの政策運営姿勢が好感される形で、ニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が大幅反発。前日比112・73ドル高の2万0950・10ドルで取引を終えた。
午後5時現在の円相場は前日比1円34銭円高ドル安の1ドル=113円34~44銭。ユーロは1ユーロ=1・0729~39ドル、121円65~75銭だった。(共同)