
北朝鮮の弾道ミサイルがEEZ内に落下したことを受け、開かれた島根県の危機管理連絡会議=29日午前9時31分、松江市【拡大】
一方、漁業関係者は不安をにじませる。山陰沖で操業する山陰旋網漁協(鳥取県境港市)の担当者は「大変危惧している」と話す。実際に隠岐諸島周辺で操業する別の漁協の男性職員(45)からは「ええかげんにしてほしいというのが本音だ」との声が漏れた。
佐渡島の漁協専務理事、内田鉄治さんも「情勢が悪化し、沿岸に近いところに落ちることがあれば各漁船に無線で直接連絡しなければいけない事態になるかもしれない」と警戒感を強めた。
拉致被害者家族からは憤りが上がった。横田めぐみさん(52)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(81)は「真剣な対話を呼びかけられているのに、なぜ緊張を高める行動を繰り返すのか」と話す。
有本恵子さん(57)=同(23)=の父、明弘さん(88)は「『またか』という思いだ。国際ルールを守るよう北朝鮮を説得すべきだ」と怒りをにじませ、母、嘉代子さん(91)は「ミサイルとともに拉致問題の一刻も早い解決を急いでほしい」と訴えた。