
韓国・西帰浦で開かれたAIIBの第2回年次総会開幕式=16日(共同)【拡大】
北朝鮮が国際社会の制止を振り切って核・ミサイル開発を続ける中、日米は協力して、北に影響力を持つ中国に対応を迫る必要がある。AIIB参加をめぐって日米の足並みが乱れれば、こうした連携にも水を差しかねない。
AIIBは習近平政権の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を金融面で支える。同構想について、政府関係者は「経済的に協力すればいいという単純な話ではない」と警戒する。中国はインド洋周辺諸国の港湾整備などを支援する一方で、自国艦艇を寄港させるなど軍事的な野心を隠していないためだ。
AIIBの参加に際しては、政府は実態や中国の意図を注意深く見極めつつ、慎重に対応することが欠かせない。(田村龍彦)