シャープが抜け、東芝が落ちる東証2部 実は1部より居心地良い? あえてとどまる企業も (2/3ページ)

東証1部復帰へ手続きを進めるシャープの本社(堺市堺区)
東証1部復帰へ手続きを進めるシャープの本社(堺市堺区)【拡大】

  • 東証1部にこだわりをみせない象印マホービンの本社(大阪市北区)

 あえて1部昇格せず

 東証2部は、1部よりも時価総額、株主数など上場に関する条件が緩やかに設定されている。例えば、1部が「株主数2200人以上」「時価総額250億円以上」なのに対し2部は「株主数800人以上」「時価総額20億円以上」といった具合だ。このため一般的に「厳しい条件をクリアした1部上場企業の方が格上」との見方をされる。

 しかし、こだわらない企業も存在する。すでに一定の知名度を確立していたり、1部上場以外に経営体質強化の目標を持っていたりする場合だ。

 例えば、象印マホービン(大阪市北区)は昭和62年に大阪証券取引所(現大阪取引所)2部上場を経て、現在に至る。同社広報部は「現在は資金に余裕があり、ブランドも広く認知してもらっている」という。あえて1部を目指す理由がないとの認識だ。

2部の方が経営の自由度を確保できて都合がいい

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