
会見に臨む稲田朋美防衛相=28日午前、防衛省(納冨康撮影)【拡大】
--特別防衛監察は、報道を受けて稲田氏が命じたものだ。あの時点では事実かどうか認定されていない。それなのに辞任だと思ったのか
「その時点で思ったとは言っていない」
--そう考えていたか
「漠然と、そういう状況については念頭にあったということを申し上げている」
--特別防衛監察をご自身が指示した時点で、辞任は頭にあったということか
「そういうことではありません」
《司会が会見の終了を予告すると、稲田氏が最後に述べ始めた》
「最後に改めて申し上げますが、私ども防衛省、自衛隊と致しましては、対国民の皆さまとの関係において、日報は自ら全て提出を致しております。本件の日報に関して、隠蔽という事実はありませんでした。防衛省、自衛隊の名誉にかけて、このことだけは申し上げたいと思います。ありがとうございました」